安部修仁会長 インタビュー

※安部会長は吉野家にアルバイトとして入店し、昭和47年に松田瑞穂氏に採用されて正社員として入社した。

吉野家築地一号店(1960年代)

松田瑞穂氏(1960年代)

──二代目社長、松田瑞穂氏の人となりや印象、思い出深い築地一号店でのエピソードがあれば教えてください。(癖や口癖などもあれば…)

江戸っ子、あまり多くは語らない人で、せっかち、すぐ行動に移す人、レスポンスが速かった。曲がった事が嫌い。一言で言えば侍のような人だった。 親父は服装にお構いなしだった。背広を着ていても、手ぬぐいをベルトに引っ掛けていた。
背広の裾をまくらず、シンクで丼を洗っていた。「この方が気にならなくていい」と言っていた。

──松田瑞穂氏に一番厳しく怒られたエピソードを教えてください。

スーパーバイザーになった頃、店への指導方法が評価されず、主張したが、こっぴどく怒られたことが一度あった。

──築地市場の吉野家はずっと同じ場所にあったのでしょうか?

戦時中に戦災で消失し、戦後は屋台として営業再開した。その後昭和34年1月に現在の場所に移った。当時は他の店舗を含めフードセンターと呼ばれていた。

──安部会長入店当時の営業時間は?

5時〜12時過ぎくらいまで

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