株式会社吉野家の顔

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変えること・変えないことを見極めながら、世界各地に吉野家の看板を掲げていきたいと思います。

加藤広慎海外事業部 FC運営部 部長

エネルギッシュな社風に魅力を感じ、高校新卒として1991年に入社。9年間を店長として過ごす。その後、エリアマネジャー、スーパーバイザー(※1)等を経て2004年から海外FC運営担当に。2007年9月には35歳の若さで部長に就任。

店長時代に思い出に残っていることは?

入社してすぐ、上司に言われた言葉が印象に残っています。「一度目の失敗はしてもいい。ただ、同じ失敗は二度とするな!」。同じ失敗を繰り返すのは進歩していない証拠。しかし最初の失敗は、挑戦していることの裏返し。だから私も、一度目の失敗はたくさんしました(笑)。正直、自分のことながら35歳の部長就任は早いと思いましたが、私は9年間という比較的長い期間を店長として過ごしてきました。この間の店長としての経験と後の営業部スタッフとしての経験で多くの失敗をし、より多くのノウハウを蓄積してきたことで、今の自分があると思っています。もちろん、これからも挑戦と勉強の繰り返しです。

海外FC運営部の仕事内容とは?

当社では、アメリカ、中国をはじめ、シンガポール、マレーシア、フィリピン、オーストラリアなど世界各国で吉野家事業を運営しています。海外事業は、当社の子会社が運営しているケースと、現地のFC(フランチャイズ)オーナー様と協力して運営しているケースがあり、海外FC運営部は後者を担当しています。具体的には、各国・地域のFCオーナー様に対して、経営アドバイスや店舗運営に当たっての指導を行っています。私はすべての国を統括する役割で、年の半分は海外出張に行っています。と言っても海外を担当し始めた頃の私に語学力はほとんどありませんでしたね(笑)。これも挑戦と勉強の繰り返しでした。

語学はいつ習得したのか?

海外事業部に配属と同時に約50時間の語学研修がありました。その後アメリカ ロサンゼルスに6ヶ月間滞在し、語学と海外での店舗オペレーションについての研修を受けました。勿論、語学力のない私がこの研修を受けただけですべてを理解する事は困難でしたから、メールのやり取りや出張先での会話を積極的に行いながら、一歩ずつ前進してきました。

海外でのビジネスにおいて苦労することは?

日本と海外では、食習慣や文化、思想、法律や会計制度などあらゆる面で違いがあるので、それで苦労することは多々あります。メニューも日本と同じ商品だけではないので、それに合わせて店舗スタイルや機材、作業工程も異なってきます。我々が日本で蓄積してきたノウハウが全く通用しないケースもあります。
なかでも難しいのは人の管理です。人種、文化、宗教、考え方が違うなかで、日本で通用することが海外では通用しません。あうんの呼吸はありませんから、ストレートに自分の意見を伝える必要があります。また海外においては、日本人との対話以上に、相手の視点に立ったコミュニケーション、強いリーダーシップの発揮が必要になってきます。そこが苦労するところですが、仕事の面白みでもあります。

仕事における目標は?

世界に吉野家の看板を広げることですね。現在、インドネシアとの交渉を行っていますし、将来的には欧州への進出も計画に入れています。吉野家は組織の変更などあらゆることを見直している時期にあり、海外FC展開についても、オーナー様と協力し今までのやり方を再構築しています。変えてはいけない吉野家のアイデンティティは何なのか、国や地域に合わせて変えるべきことは何なのか、そこをもう一度整理しながら、海外FC事業を加速させていきたいと考えています。

  • ※1)スーパーバイザー…FCオーナー様へ経営についてのコンサルティングやアドバイスをする職位。

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